「今年は、雪が多かったから、山菜の出が遅いよ」と言われていたので、白鳥の山菜採りに最初に行ったのが5月24日。
白鳥地区の共同所有、入会地になっている山があって、そこへ毎年行ってわらびを採らせて貰っている。
そこで採ったわらびを、人様に配る。
「他で貰ったわらびより太くて柔らかくて美味しい」と言って貰えます。
私にとっては普通なのですが。
最近猫又池でもわらびを採るので、それと比較すると、白鳥の方が良いわらびだと実感出来ます。
白鳥のわらびは、80センチくらいの丈になっても真っ直ぐ成長し、横に広がらないモノが多いので、その上部40センチ位を収穫します。
10年くらい前までは山道が整備されていて、その山道を通って更に山の中のわらびも採りに行けたのですが、道が、木で覆われ、入って行けなくなってしまいました。
商売がら上手い伐採道具があるので、道具を使いながら、道を開拓しようとしましたが、体力の限界を感じ、途中で止めてしまいました。先祖代々の住宅跡地の草刈りもしました。
その後長野に帰り御客様廻りをして家に帰ったのが18時過ぎ。
朝5時からよく『稼いだ』1日でした。「稼いだ」という表現は、先代が良く口にしていた言葉です。
私は内心、「ちっとも稼いでないじゃん」と思っていたものでした(笑)。
栄村の白鳥地区も「山に入って山菜を取る世代」が少なくなって、栄村の道の駅で売られている蕨さえ栽培モノ。
色形は揃っていて美味しそうに見えるけど、味は天然モノとはだいぶ違うんじゃないかな。山菜を採らせて貰うばっかりでは、気が引けるので、お中元お歳暮は栄村の道の駅に頼んだり、8月に白鳥地区で行う「おてんまさま」(地域の草取りのようなもの)に参加させて貰ったりすることも有ります。
そろそろ地域貢献に意識を向けるお年頃かなと思うように成りました。